見積地獄との決別

はじめまして。ハセガワークスの長谷川です。
私は20年近く中小企業の現場で働いており、現在も製造系中小企業で営業部長として現役で働いています。

中小企業の部長職は、管理やマネジメントだけでは終わりません。
自ら営業の最前線に立ち、数字を作ることまで求められます。
まさに圧倒的ハードワーカーです。

そんな中で私は、地獄のような業務量に追われ、営業活動がほとんどできない状況に悩んでいました。
この状況を打破するために部下と一緒に開発したのが、SASATTOです。

この仕組みによって、私たちは人を雇わずに営業時間を3倍に増やし、売上を1.5倍にすることができました。
今回は、その話をしたいと思います。

結構えぐい!中小企業の業務ボリューム

私の会社は製造業ですが、一部商社機能も持っているため、日々のメール量も見積依頼の数もかなり多い環境です。
当時、私が見積や納期確認に使っていた時間はおおよそ次の通りです。

・見積作成メール:1日15件
・見積作成:5分 × 15件 = 75分
・返信メール作成:2分 × 15件 = 30分
・納期確認・返信:10件 × 3分 = 30分

合計:約2時間30分

これだけ見ると、「2時間半なら何とかなるのでは」と思うかもしれません。
しかし現実はそう簡単ではありません。

これらの対応は、まとまって発生するわけではなく、他のメール、電話、会議、管理業務の合間に細かく割り込んできます。
この細切れの対応が集中力を奪い、営業活動に使える時間をどんどん削っていきます。

会社からは「売上を上げろ」と言われる。
でも営業する時間がない。だから人を増やしたい。
けれど人件費が増えれば利益が圧迫され、さらに数字を作らなければならない。

この地獄のループに、私はずっと苦しんでいました。

しかも、他の営業部を見ていても、営業人材を増やせば劇的に売上が伸びるわけではありません。
多くの場合は、業務負荷を分散するだけで終わってしまいます。
私はその現実を、何度も見てきました。

そこで私は考えました

お客さんに見積作ってもらう!

ある日、私は部下にこう言いました。
「もう面倒だ。見積はお客さんに作ってもらおう。そして喜んでもらおう」

当然、部下はこう返しました。
「言っている意味が分かりません。何をどうするつもりですか?」

私が伝えたのは、次の内容です。

・Webアプリを作る
・弊社の在庫や製品情報をリンクしお客さん向けに製品・価格・納期情報を一覧で表示
・製品情報をクリックすると詳細を得られ、さらに製品を選択する事で自動で見積を出力
・お客さんが見積もりを出力したらメールやTeamsで通知&リスト化

実際の画面イメージがこちらです。
製品一覧から対象商品を選び、詳細画面で価格や在庫を確認し、そのまま見積書の作成につなげることができます。

営業にメールや電話で確認しなくても、お客様に割り当てたログインIDでWebサイトへアクセスするだけで、リアルタイムの在庫状況や価格情報を確認できます。
必要な製品を選択すれば、そのまま見積書も取得できます。

非常にシンプルな仕組みですが、これだけで見積作成業務を大幅に削減することができました
さらにリアルな現場に合わせた細かい機能もあります。
その一部を紹介します

■顧客に合わせて価格を変更(ロール設定機能)
 同じ商品でも、取引先ごとに表示価格を変えることができます。
 例)A社・・10,000円 B社・・9,000円 C社・・8,000円 
■数量によって価格を変更(ロッド機能)
 いわゆるロッド価格にも対応できます。
 例)1個~50個 単価:1,000円 51個~250個 単価800円 251個以上 600円 

このように、中小企業の現場で実際によくある運用を前提に設計しています。

最後に

SASATTOは、リアルな中小企業の部長である私が苦しんだ中で生まれたシステムです。

だからこそ、机上の理論ではなく、「本当に現場で使えるか」を重視しています。
また、中小企業の現場は100社あれば100通り違うとも考えています。

そのため導入時には、それぞれの会社の事情や運用に合わせて、できる限りカスタマイズし、より使いやすい形で納品したいと考えています。

これから先、中小企業を取り巻く環境はさらに厳しくなると思います。
人は集まりにくい。
人件費は上がる。
それでも売上は作らなければならない。

そんな時代だからこそ、私はSASATTOと開発力を使って、中小企業の現場を少しでもラクにしたいと考えています。

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